東京「染」コラム

2026年3月4日

校旗(学校旗)を掲げる意味は?用途や校章旗との違いも解説

校旗(学校旗)を掲げる意味は?用途や校章旗との違いも解説

入学式や卒業式、運動会など、学校の大切な行事に欠かせない「校旗(学校旗)」。

普段何気なく見ている校旗ですが、実は深い意味や歴史が込められていることをご存知でしょうか?

この記事では、校旗を掲揚する意味や用途、校章旗との違いを解説します。また、校旗・校章旗の製作に関するよくある質問にもお答えしていますので、「校旗を掲揚する意味が知りたい!」という方から、「校旗・校章旗の製作を検討している」という方まで、ぜひ参考にご覧ください。

なぜ校旗を掲げるの?校旗が持つ意味と役割

校旗(学校旗)とは、一般的に学校の校名、校章、校訓などを染めたり刺繍したりして作られた旗を指します。校旗は学校にとっての「顔」として 、以下のような大切な意味と役割を担っています。

【校旗が持つ意味】
①:誇りの象徴
②:団結心の象徴
③:伝統の象徴

以下にて、詳しく見ていきましょう。

校旗の意味①:誇りの象徴

校旗には、学校名・校章・校訓・シンボルカラーなど、その学校を象徴する要素がデザインされています。つまり校旗は、学校の歴史・理念・伝統を目に見える形で表すものです。

そのため、生徒や教職員にとって「自分たちの学校を代表する旗」という誇りの対象になります。

校旗の意味②:団結心の象徴

入学式や運動会、卒業式、部活動の大会などで校旗が掲げられると、生徒たちは自然と「同じ旗のもとに集う仲間」という意識を持ちます。

旗があることで「この学校の一員として頑張ろう」という団結心や帰属意識、そして士気が高まります。

校旗の意味③:伝統の象徴

校旗は創立以来長く使われ続けることが多く、先輩から後輩へと受け継がれる象徴です。

旗を見ることで、生徒たちは「自分たちもその歴史の一部である」という責任感を感じることができます。

校旗を掲げる場面と用途

校旗は、学校での重要な場面で使用されます。

【校旗を掲げる場面】
①:学校の公式行事・式典
②:校外での行事・イベント
③:校内に常設・展示
④:その他(弔意を示す場など)

校旗を掲揚するシーンと掲揚方法について見ていきましょう。

使用シーン①:学校の公式行事・式典

校旗が登場する代表的な場面は、学校の公式行事や式典です。具体的には、入学式や卒業式、始業式、終業式、運動会、文化祭などです。

入学式や卒業式は「新入生を迎え入れる」「卒業生を送り出す」という学校にとって最も重要な節目であり、校旗は厳粛な雰囲気を演出してくれます。また、始業式や運動会といったその他の行事でも、学校の秩序と一体感を高めてくれます。

こういった場面における校旗の掲揚方法ですが、壇上にて、国旗や自治体旗と並べて掲揚されるのが一般的です。

並べる際の順序は、来賓・参加者から見て、左から国旗→地方公共団体の旗→校旗と配置します。開式前に掲揚しておくのが通常ですが、入場・国歌斉唱・校歌斉唱の流れの中で掲揚する場合もあります。

使用シーン②:校外での行事・イベント

校旗は校外の行事やイベントでも掲揚され、「学校の顔」としての役割を担います。

例えば部活動の大会では入場行進の場面で掲げ、ユニフォームや部の旗、プラカードと共に、学校名を示す旗として使用されます。優秀な成績を収めた際は、校旗を掲げて記念撮影を行うこともあります。

また、教育委員会主催の式典や大規模な表彰、海外の学校との交流行事やセレモニーなどでも掲揚されます。

入場行進時に掲揚する場合でも、格付けとしては国旗が最上位、校旗はその次という並びが原則で、国旗→校旗→部旗・プラカードの順で並びます。

校旗は旗竿を垂直に立てて持ち、行進中に傾けすぎたり、旗が揺れすぎたりしないよう、旗手は体の中心でしっかりと支えます。フレンジ(房飾り)が絡まないよう旗を軽く張るように持つのがポイントです。

使用シーン③:校内に常設・展示

校旗は、通常、トランクケース等に旗立台や旗棒とともに収納・保管されることが多いのですが、学校によっては、校長室や応接室、講堂、玄関ホールなどに常設されるケースもあります。

訪問者や生徒の目に入る場所に常時掲揚・展示し、身近に置くことで、学校の伝統や精神を日常的に意識させる効果があります。

ただし、人の出入りが頻繁にある場所や、直射日光が当たる場所での常設は避けましょう。フレンジ(房飾り)や刺繍が傷む原因になります。また、展示時は旗が床につかない高さに調節し、定期的にほこりを柔らかい布で払うなど、簡単なメンテナンスが必要です。

使用シーン④:その他(弔意を示す場など)

特殊な場面として、災害時や関係者の逝去など、学校全体が弔意を示すべき時にも校旗が掲揚されます。

このような弔意を示す際は、「半旗」といって、一度旗を最上部まで上げてから、ポールの半分の位置まで下げる形で掲揚されるのが一般的です。また、竿球や国旗玉と呼ばれる金色のポールの先端部分を黒いリボンや布で覆います。

校旗と校章旗の違いは?それぞれの特徴について

校旗と校章旗の違いは?それぞれの特徴について(応援団旗の製作事例-栃木県-竹澤様)
【応援団旗の製作事例-栃木県-竹澤様】

「校旗」とは別に、日常的に使う「校章旗」と呼ばれる旗が存在します。

学校によっては「校旗」を「校章旗」と呼ぶこともありますが、両者を使い分ける際、校旗が伝統や格式高い旗であるのに対して、校章旗は実用的な旗で、屋外での掲揚や日常での活動に使用されます。

それぞれの違いについて、詳しく見てみましょう。

校旗の特徴と役割

校旗は学校のシンボルとして格調の高い厚手の生地で製作され、刺繍やフレンジ(房飾り)で装飾する高価なものとなります。

一般的に、校旗は繊細な作りのため屋外での使用には向いておらず、主に屋内での行事に使用します。そのため、もし屋外での使用が予定される場合は、耐久性のある生地や製法に対応している製作会社を選ぶのがお勧めです。

【校旗の特徴と役割】

項目 特徴
役割・意味 学校の歴史や伝統を示すために使用される
格付け 式典では国旗・市旗に次ぐ格付け
素材・製法 ・厚手で光沢のある生地
・手刺繍や高度なミシン刺繍
・周囲に豪華なフレンジ(房飾り)
耐久性 高価で繊細な装飾が施されているため、風雨にさらされる屋外での日常的な使用は不向き。
主な用途 入学式、卒業式、創立記念式典など
付属装備 旗竿の先端には格式を象徴する金色の竿頭(金球・菊型など)が取り付けられる

校章旗の特徴と役割

一方で、校章旗は校章が入った実用的な旗で、校庭のポールに掲揚したり、入学式や卒業式などの吊り下げ旗として使用されたりする他、部活動の練習試合など、日常的な場面でも使用されます。

雨風に耐えられるよう軽量で丈夫な生地が使われ、校章は染めや印刷で製作します。校旗のような装飾は基本的にありません。

また、体育祭や部活動の応援で使用されるような、校章をメインにしたデザインの応援旗も校章旗の一つとして扱われます。

【校章旗の特徴と役割】

項目 特徴
役割・意味 校章と学校名をシンプルに示す旗
格付け 日常の広範囲な用途
素材・製法 ・薄手で耐久性と速乾性のある生地
・校章や文字は染めで表現
耐久性 風雨や直射日光に耐えられるよう、耐久性を重視して製作される。
主な用途 ・校庭や体育館での日常的な掲揚として ・部活動の試合・練習試合・応援旗など
付属装備 旗竿の先端には格式を象徴する金色の竿頭(金球・菊型など)が取り付けられる

校旗・校章旗の製作に関するQ&A

「記念行事があるので校旗の新調を検討している」「卒業の記念品として校章旗の製作を考えている」という方に向けて、ここからは校旗・校章旗の製作に関するよくある質問を4つ紹介し、私たち水野染工場日比谷OKUROJI店がお答えします。

Q. 校旗の依頼方法と製作の流れは?

私たち水野染工場では、まず生地やデザインなどをお伺いしたあと、該当する生地を取り寄せ、伝統の手染め技法にて一点一点染め上げ、刺繍加工いたします。

フレンジや刺繍といった装飾が伴うため、一般的な旗と比べてお時間を要します。

Q. 校章旗の依頼方法と製作の流れは?

水野染工場での製作の流れとしては、店舗にて実際のお色や生地の見本をご覧いただきながらお打ち合わせし、お見積りと仕上がりイメージを製作した後、およそ2〜3週間程度で納品となります。

校章旗も校旗と同じく職人が一点一点染め上げますが、フレンジや刺繍といった装飾がなく、店舗に生地の在庫もあるため、校旗と比べて早く納品が可能です。

Q. 校旗と校章旗の製作を同時に依頼できる?

校旗と校章旗をセットでご依頼いただくことは可能です。同時にご依頼いただくと、デザイン面で統一感を持たせることができます。

Q. 校旗と校章旗の収納袋も製作できる?

水野染工場では、旗の収納や持ち運びに便利なオリジナル旗用収納袋(巾着型)を、旗と同じデザインで製作することができます。ご連絡・お打ち合わせの際にお申し出ください。

旗用収納袋

伝統を継ぐ校旗・校章旗の製作は私たちにお任せください

今回は校旗が持つ意味や用途、校章旗との違いについてご紹介してきました。

校旗・校章旗は長年使用されることから、耐久性が求められます。そのため、長く使える生地と、職人の確かな技術の選定が非常に重要です。

私たち水野染工場「日比谷OKUROJI店」では、校旗や校章旗をはじめ、応援旗や応援幕、横断幕を職人が手染めで製作します。

創業明治40年の伝統技術と知識で、皆様の「作りたい!」「応援したい!」「士気を高めたい!」をカタチにします。

染物を通じてお客様の大切な「こだわり」をカタチに

染物を通じてお客様の大切な「こだわり」をカタチに

水野染工場「日比谷OKUROJI店」は、北海道旭川で明治40年から染物屋を営む株式会社水野染工場が「より染物を身近に感じていただけますように」との願いを込めて東京で展開する染物専門店です。

手ぬぐいや藍染商品の販売以外にも、藍染のデモンストレーションや体験イベントを行うなど、藍染を通じてお客さまの「想い」に寄り添う商品をお届けしています。

半纏・法被、暖簾、旗、手ぬぐい、帆前掛け、神社幟、神社幕…など、印染製品のオーダーメイドについても、直接店舗でご相談いただけますので、ぜひ一度、水野染工場「日比谷OKUROJI店」にお越しください。

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水野染工場 日比谷OKUROJI店(日比谷OKUROJI内)

住所 〒100-0011 東京都千代田区内幸町一丁目7番1号
電話 03-6205-8203 03-6807-3901
FAX 03-6205-8204 03-6807-3902
営業時間 11:30~20:00
定休日 不定休

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